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【例文付き】保育士の自己PRの書き方を中途・新卒・異業種それぞれ解説

自己PR文を考える保育士
保育士の転職で欠かせないのが、履歴書・職務経歴書や面接における自己PRの伝え方です。自己PRを考えるときには、自分がどのような人物でどのような長所があるかをアピールし、保育士としての魅力を伝え、採用担当者に「採用したい人材」と思ってもらうことを心がけましょう。この記事では自己PRを考えるときのポイントと、保育士経験に応じた自己PRの伝え方について、例文を交えながらご紹介します。

自己PRを考えるときに押さえておきたいポイントは?

ピアノを弾く保育士

保育園側は求職者の自己PRを読んで、自分たちの園に合った人か、一緒に働いてみたい人かなどを確認しています。自己PR文を書き始める前に、「保育士としての自分の強み」と「応募する保育園の特徴」についてまとめましょう。

保育士としての自分の強み

自己PRで保育士として強みになる長所や経験をアピールしましょう。保育士として強みになる内容には次のようなものがあります。
  • コミュニケーション能力が高い
  • 共感力がある
  • 責任感が強い
  • 面倒見が良い
  • 体力に自信がある
  • 細かいところに気を配ることができる
  • ピアノや工作、絵本の読み聞かせなど得意なことがある

応募する保育園の特徴

採用する保育園側は、自分たちの園に合った保育士を採用したいと考えます。自己PRを考えるときには、応募する保育園の理念や特徴を把握したうえで自分のことをアピールすることが大切です。園見学や説明会を実施している場合は、できるだけ参加することをおすすめします。実際に足を運ぶことが難しい場合も、採用ページや保育園のサイトを確認するようにしましょう。

自己PRを書くときのポイント

長所や経験について書くときは、具体的な経験やエピソードを交えてアピールするとより説得力が感じられます。業務上の経験だけでなく、学生時代に続けてきたこともアピールしましょう。
  • 周囲の保育士から面倒見が良いと言われ新人保育士の教育を任されることが多い
  • 運動部に所属してきたため体力に自信がある
  • 小学生の頃からずっとピアノを続けている


保育士経験がある中途保育士の自己PRの書き方

保育士の先輩、後輩

保育士として働いていて別の保育園へ転職するときの、自己PRの書き方についてご紹介します。 経験者として転職する場合は、現場での経験やスキルをアピールできるようにしましょう。

書き方のコツ

直前まで保育士として働いていた場合は、経験や身に付けたスキルを具体的なエピソードを交えて書きましょう。勤めていた保育園を退職する理由も明らかにしておくと採用側は安心するかもしれません。ただし、退職理由をネガティブに書いてしまうと印象は良くないので、スキルアップやキャリアアップためという前向きな転職であることを伝えましょう。子育てなどを理由にブランクがあって復職した場合は、結婚や出産で退職・休職する保育士さんは多いですから、ブランクがあることは気にする必要はありません。保育士を離れている間に子育てなどの経験をした場合は必ずアピールしましょう。

例文1

「私の長所は何事にも積極的に取り組み前向きに捉えられることです。私は前職でも保育士でしたが、上司から指摘されたことに対して、自分の成長できるチャンスだと思い、ひたむきに取り組んできました。自分に足りない部分は勉強を惜しまず、子どもにとってより良い保育を目指してきました。私の前向きな長所を、貴園の保育士として生かしていきたいと思います。」

例文2

「保育士として8年間勤務していましたが、結婚・出産を機に退職し2人の子どもを育てました。子どもたちも成長し、少し大きくなりましたので保育士として復帰したいと思い、応募いたしました。我が子を預けていた幼稚園では各行事や保護者会へ積極的に参加し、子どもたちのお世話をするのが楽しく、やはり保育が好きなのだなと改めて感じました。」

休職期間が長かった保育士さんは体力面が心配されるかもしれないので、体力もやる気も十分にあり健康であることを伝えられると良いですね。また、子育ての経験は保育士スキルにも大いに生きるのではないでしょうか。子育てで得られたものはどんなことで、保育士としてどう生かしていくのかをアピールしましょう。

>>職務経歴書のダウンロードはこちら

未経験の新卒保育士の自己PRの書き方

新卒の保育士

新卒の保育士を採用するとき、採用担当者が見ているのは人間性です。明るさや素直な人柄であるかどうか、やる気や積極的な姿勢があるかどうかを見て、保育士として続けられるか判断しています。 学生時代に熱心に取り組んだこと、注力したことがあればアピール材料になります。

例文1

「幼い頃から、一度始めたことは最後までやり抜く性格で、忍耐力には自信があります。大学在学中の4年間はボランティア団体に所属し、夏休みは子どもたちのキャンプのお手伝いに参加していました。最後までやり抜くことができたのも、子どもたちの嬉しそうな笑顔を見ることが楽しくとても充実していたからです。この経験を生かし、保育士として子どもたちの成長に携わりたいと思うようになりました。」

例文2

「私は小さいころから外遊び、身体を動かすことが大好きでした。学生時代、バレーボール部に所属しスポーツの楽しさを実感してきました。また、大学では子どもが自然と楽しく体を動かせる遊びを考え、発達段階に合わせた遊びを研究しました。子どもの体力低下が心配される近年ですが、私は子どもたちに、身体を動かしてのびのびと遊ぶ楽しさを保障したいと思っています。」

長所は保育士の仕事に役立つ内容を中心に取り上げていき、それを裏付ける学生時代のエピソードを盛り込むと、より説得力が増します。

異業種から転職する保育士の自己PRの書き方

異業種からの転職活動


異業種からの転職する場合は、保育士になろうと思ったきっかけや保育士という仕事への熱意についてアピールすることが大切になります。自分のスキルやキャリアがどのように保育に生かせるのかについても、これまでの経験に基づいた根拠を示しながら詳細に書きましょう。保育に生かせそうな特技や関連する趣味などがあれば、あわせて書いておくと良いですね。

例文1

「私はもともと保育士の資格を取得していましたが、一般企業に就職して5年間営業職をしておりました。営業職はとても楽しくやりがいのある仕事だったのですが、保育士という仕事をしたいという気持ちが大きくなったため前職を退職いたしました。営業職の仕事を通して、私はコミュニケーション力が格段に上がり、粘り強く仕事をするスキルも身に付けられました。保育士としては未経験ですが、前職の経験を生かして保育士として子どもたちと向き合っていきたいと考えています。」

営業職を経験し保育士になる人は、保護者対応時に大いに役立ちます。登降園の際に子どもの様子を伝える、新たに入園する子どもの面談をする時など、保護者と接する機会は多いものです。営業や接客業を経験し、話し方や対応方法のスキルは身に付けていることは大きなメリットになります。

例文2

「前職では食品関係の会社で事務職として8年間勤務しました。来客や電話の対応、また営業職のサポートとして見積書作成や伝票処理など、業務内容は多岐に渡りました。入社当初はパソコンスキルもなく戸惑う毎日でしたが、多くの業務を経験したことで仕事の幅が広がりいろいろなことに挑戦するようになりました。以前から保育士資格は取りたいと思っていたので、仕事の合間に勉強を進め昨年保育士資格を取得しました。保育士としての経験はありませんが、事務職としてのパソコンスキルを生かしたり、未経験でも挑戦したりする熱意があるので保育士として新たに頑張りたいと思っております。」

保育士の仕事には書類作成も多く含まれます。保護者へ子どもの様子を伝える連絡帳、クラス便りや週案、月案などを適切な文章で書き記せる能力は大きな武器となります。また、パソコンでの書類作成を取り入れている保育園も増えてきています。事務系の仕事で培ったパソコン技術を活かすこともできますよ。



まとめ

保育士の転職において自己PRの内容は職務経歴書や面接でもとても重要になります。採用担当者が自己PRを読んで「会ってみたい」「気になる」と思ってもらえる、魅力的な文章を書きましょう。 保育士として経験がある人もない人も、自身の経験からアピールできる強みやスキルについて経験を交えながら伝え、その強みを保育士としてどのように生かしていけるかまで考えることが大切です。 今回ご紹介した例文を参考に、保育士としての魅力を伝えられるようにしましょう!

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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

保育・幼児教育のプロフェッショナルで構成された編集部のライティングチームが、質の高い保育を日々提供していくために必要な知識・ノウハウを発信。専門知識から保育ネタ、保育士試験関連情報、保育学生さん向けの情報まで、あらゆる分野を網羅していきます。

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