近年、歳を重ねてから保育士資格を取得する人やブランクのある人が増えており、様々な年代の保育士が活躍しています。今回はシニアの保育士を取り巻く職場環境について解説していきます。
シニアOKの保育士求人の特徴
まずシニアを歓迎している保育士の求人にはどのような特徴があるのかをご紹介します。
※2020年7月時点で保育士の転職サイト、「ほいくisお仕事探し」に掲載されている求人情報を参考にしています。参考にご参照ください。
パートの求人が若干多い
「ほいくisお仕事探し」ではシニアでも働ける保育士の求人を157件掲載しています(全体だと2,439件)が、雇用形態別の求人比率は下記の通りです。| 全年齢対象の求人 | シニア対象の求人 | |
|---|---|---|
| 正社員・正職員 | 57% | 46% |
| 契約社員 | 3% | 該当求人なし |
| パート・アルバイト | 40% | 54% |
正社員の求人が少ないというわけではないですが、ほかの年代よりもシニアの方が正社員として働くのにハードルが高いと言えるでしょう。
給与はほかの年代と大きな違いはない
シニアを採用している求人において、平均給与は下記の通りでした。| 全年齢対象の求人 | シニアの求人の求人 | |
|---|---|---|
| 正社員・正職員 | 22万円 | 21.3万円 |
| 契約社員 | 20.1万円 | 該当求人なし |
| パート・アルバイト | 1,117円 | 1,150円 |
シニアから保育士になる方法
続いてシニアの人が転職して保育士になるためにすべきことや求められることを各状況別にご紹介します。
保育士として転職したいシニア世代の方は参考にしてください。
現役で働いているシニア保育士が転職する場合
シニアの中でも現役で働いている保育士は、一般保育士ではなく、リーダーや主任といった責任のある保育士として採用されることが多いようです。もちろん一般保育士として経験を生かして働いてもらうということもありますが、先輩として後輩の指導をすることを期待して採用されることが多いでしょう。ブランクのあるシニア保育士が復帰する場合
シニア保育士の中にはブランクがある方も多いですが、その場合は正社員ではなくパートとして採用されるケースが多いようです。もちろん正社員の求人もありますが、中にはブランクOKと明記している求人もあります。ブランクのあるシニアの方は「ブランクOK」と記載されている求人を探してみてください。未経験のシニア保育士が就職する場合
シニア保育士の中でも条件が厳しくなってしまいがちなのが未経験の方です。未経験の場合は、正社員の方の保育の補助のようなパートでの就業が多いようです。まとめ
シニア保育士が転職する場合、経験や資格の有無によって、なかなか希望する仕事が見つからないこともあります。逆にシニア保育士であっても、保育園が求める人材と求職者の経験等がマッチすれば採用になるケースもあります。ご自身に合った転職先を根気強く探してみてください。
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