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保育業界で役立つ資格の種類10選

資格の勉強をする保育士
保育業界でスキルアップや働きたいけどどの資格を取れば良いのかわからない人も多いでしょう。そこで、保育士の方が取得すると役立つ資格を10種類ご紹介し、それぞれ保育業界のどんな場所で輝けるのかを解説していきます。

保育士

保育士として働きたいのであれば、必ず「保育士」の資格を取得しましょう。無資格パートでも働ける保育園もありますが、パートであっても保育士の資格を求めている場合が多いので、働き方にかかわらず取得してください。

資格を取る方法

保育士の資格を取る方法は2通り存在しており、「専門学校や大学などの養成機関を卒業する方法」「保育士試験に合格する方法」の2つです。保育士試験の合格率は毎年10%程度と非常に低い合格率となっているので、お金と時間をかけても保育士になりたいという方は養成機関を卒業して保育士資格を取得することをおすすめします。

働ける場所

保育士の資格を持つとあらゆる保育施設で働くことができます。保育園に限らず認定子ども園や病児保育など子どもを預かる施設では求められる資格なので、必ず取得しましょう。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは保育士よりも家庭・少人数保育の専門職です。日本では民間資格ですが、活躍の場がどんどん広がっているので育児経験者の母親を中心に多くの人が資格取得を目指しています。

資格を取る方法

チャイルドマインダーの資格を取るにはチャイルドマインダーの養成講座を受講し、検定・認定試験に合格することで資格を取ることができます。合格率は保育士の10%とは違い、かなり高い確率で合格することができるので、比較的取得が簡単な資格です。

働ける場所

チャイルドマインダーは少人数に特化した保育の専門職ですが、資格取得後はさまざまな場所で働くことができます。自宅で保育を開業したり、訪問して保育を行ったり、企業内での保育に携わる人も多いです。

認定ベビーシッター

認定ベビーシッター資格のイメージ

ベビーシッターは国家資格ではないのですが、「認定ベビーシッター」という民間資格は存在しています。資格がなくてもベビーシッターの職につくことはできますが、信頼感という面で取得しておいた方が有益に働くことから保育士や幼稚園教諭の方も取得するケースも多いです。

資格を取る方法

認定ベビーシッターは公営社団法人全国保育サービス協会が実施している資格制度であり、2種類の研修会への参加と実務経験を修了すると受けられる認定試験に合格すると取得することができます。

働ける場所

ベビーシッターは保育士のように多くの子どもを相手にするのではないので、一人ひとりの子どもに向き合って仕事ができます。また、ベビーシッターの資格を持つことで保育施設への就職に有利になる場合もあるので保育士を目指している方も必見です。

チャイルドケア

チャイルドケアとはアロマやハーブなどを取り入れた自然療法を用いて子どもが健やかな成長をできるようにケアする資格です。元々は海外で行われていたケアですが日本でも近年注目されており、保育士の方はもちろん一般の方でも取得する人がたくさんいる資格です。

資格を取る方法

チャイルドケアは、日本アロマコーディネーター協会が認定する民間の資格であり、講座で所定のカリキュラムを修了した人が認定試験に合格することで取得できます。

働ける場所

チャイルドケアの正式名称は「チャイルドケア・コーディネーター」で、保育士の方のステップアップ資格として人気があるほか、セミナーの講師や妊婦・乳幼児へのケアスタッフといったポジションでも働くことが可能です。

チャイルドコーチング

チャイルドコーチングは、子どもの自立する力の成長をサポートして、可能性を最大限に引き出すコーチングスキルを持ったスペシャリストであることを証明する資格です。保育士の方はもちろん教育関係者にとってキャリアのプラスとなる資格となっています。

資格を取る方法

チャイルドコーチングはJADP認定の「チャイルドコーチングアドバイザー」の資格を取得する必要があり、そのためには所定の講座を受講して認定試験に合格することで資格を取得することができます。

働ける場所

チャイルドコーチングとして働ける場所はさまざまであり、児童福祉施設で働く人もいればカウンセラーとして働くチャイルドコーチングの人もいます。いずれにしても生かせる職場は多いので、保育士の方は取得しておくことをおすすめします。

絵本専門士

絵本専門士のイメージ

絵本専門士は2014年に導入された比較的新しい資格であり、「絵本に関する高度な知識、技能および感性を備えた絵本の専門家」と定義されています。保育士の方を中心とした絵本に携わる方にとても人気の資格です。

資格を取る方法

絵本専門士の資格は、まず認定保育士の資格を取得する必要があります。認定保育士は3年以上の実務経験や子どもや絵本に関する資格を有していることが前提条件として、養成講座を受講し単位を取得すると認定保育士の資格を取得することができます。そしてワークショップやイベントなどの実務を重ねて資質や能力が伴っていると判断されれば、絵本専門誌の資格を取得することができるということです。

働ける場所

絵本専門士になるとワークショップやイベントに呼ばれて講演するというのが一般的な働き方です。また、絵本専門士の中には保育士の方もいて普段の業務に生かしているケースも非常に多いです。

リトミック指導者

リトミック指導者とは、音楽を通して子どもたちの協調性や集中力などを伸ばしていく指導者のことを指します。特定の楽器の演奏技術を教えるわけではないので、現役の保育士で資格を持っている人は少なくないです。

資格を取る方法

リトミック指導者は国家資格ではありませんが、リトミック研究センターが民間資格として認定しており、資格を取得するにはリトミック研究センターが指定するカルチャースクールや養成学校へ通う必要があります。カリキュラム修了後に認定試験はないので比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。

働ける場所

リトミック指導者は主に保育園や幼稚園、幼児教室などで働いているケースが多いです。ただ近年では子どもだけでなく社会人や高齢者へのリトミックの需要も高まっており、今後は幼児教育の現場だけでなく、社会人向けスクールや介護現場でも活躍できる機会が多くなるでしょう。

運動保育士

運動保育士とは、NPO法人の運動保育士会が定める民間の資格であり、子どもに身体を動かす遊びの機会を提供して運動能力や頭脳、心の発達を促すことが主な役割です。

資格を取る方法

運動保育士は、運動保育士会が定める初級から上級までの各コースのカリキュラム修了後に取得することができます。初級であれば半日で取得可能なので、時間ないけどスキルアップしたい方は検討してください。

働ける場所

運動保育士はまだ認知度が低く、求人もそこまで多くありません。しかし、運動遊びを伸ばしていきたい保育施設は非常に多いので、資格を持っておくことでほかの保育士との差別化を測れて保育施設からも一目を置かれる可能性は高いですよ。

幼保英語検定(保育英語検定)

幼保英語検定は一般社団法人幼児教育・保育英語検定協会が行う民間の認定試験で、英語ができる保育士さんであることを証明する資格です。保育をするときに必要な会話や外国人保護者の方との日常会話など、幼児教育・保育現場での実用英語が習得することができます。

資格を取る方法

イングリッシュエキスパート保育士資格のイメージ

幼保英語検定は1級/準1級/2級/3級/4級という5つのレベルに分けられています。試験内容はレベルによって異なります。4級は筆記試験のみですが、1級になると筆記試験・リスニング・面接が行われます。

幼保英語検定では保育の現場で使われる英語が問われるため、幼児言葉や子どもの病気、遊具の名前などを覚える必要があります。英語力に自信がある方も試験運営元が出しているテキストで学習することをおすすめします。

働ける場所

幼保英語検定を取得した保育士は、外国人保護者がいる保育園や幼児教室などで働いているケースが多いようです。また、最近では英語保育を積極的に行っている保育園も多いので、資格を活かす機会はますます増えていきそうです。

認定病児保育スペシャリスト

認定病児保育スペシャリストは、子どもの突発的な体調不良時に、親の代わりに適切なケアと保育を行うための認定資格です。資格を取得すると保育士の幅が広がり、有資格者でなくても病児保育士として働くことができたりします。

資格を取る方法

認定病児保育スペシャリストは18歳以上の高卒以上の方であれば、「講座の受講(全13回)、1次試験の合格、病児保育施設での実習(24時間以上)、認定試験の合格」を経て資格を取得することができます。資格取得費用は講座受講料65,000円(税別)で実習費用10,000円(税別)となっておりますが、需要を考えると取得すべき資格だと言えるでしょう。

働ける場所

認定病児保育スペシャリストは、病児専門の保育施設で活躍している人もいれば通常の保育園や幼稚園で働いている人もいます。最近では自宅に来て看病してくれる訪問型の保育サービスも増えてきていて、今後働ける場所はさらに多くなっていくでしょう。

まとめ

保育業界で役立つ資格を10種類ご紹介してきましたが、自分が働いている保育施設や働きたい保育施設で必ず役立つとは限りません。自分の働きたい環境を調査した上で、どんな資格を取得すべきかを考えて取得してください。
もし自分の働きたい環境がわからないという人は、まずは無資格でも募集している求人に応募して、さまざまな職場の環境を知った上で取得する資格を決めるのもありだと思うので、応募してみてくださいね。
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